着れば擦れるし傷も付くし形も変わる。
いつまでも買ったままの状態ではない。
「生きる」 ことにも似てる
そのライダースいいねと言われたこと
旅先で雨に濡れたりライブに行って汗が染み込んだり、
友人と街を歩いたあの夜の思い出すべてが
ライダースに映し出される。
やがて鈍く底光りするような革になるか、
黒とも茶色とも言えない絶妙な革の色になるのか
着続けないとわからない。
長い時間をかけた大人の遊びとも言えるかもしれない。
共に
バックラッシュスタッフ私物、6年着用のイタショル。
裾はジップの開け閉めでよく擦れる箇所なので
他の箇所より艶が一段と上がっています。
新品時はハリのあるやや硬めの革ですが、
コシは残りしなやか革に変わっていました。
製品染めは染めていないナチュラルな色の革の状態で製品に(形に)します。
その後、染料で染めるので「製品染め」と言います。
BLACKカラーであれば黒色の染料の中に、まだ染まっていない状態のライダースを入れて染めます。
その過程で革は縮みますが、金属のファスナーは縮まないので、ウネウネした製品が出来ます。
また天然の革を使っているので、繊維の違いから縮率の違いや(右袖は縮んでるけど左袖は縮んでいないなど)
染料の入り方の違いで均一な製品にはならず、独特な雰囲気を醸し出すレザーになります。
基本的に縫い目などの奥の方までは染料は入っていきません。
縫い目を見ることで、染める前の革の色を見ることが出来ます。
写真は縫い目の革が赤いです。
ネチュラルな革を一度赤色に染めてから黒色に染めた製品になります。
上の写真のライダースを自然光で撮影。
ベジタブルタンニンのショルダーレザーは最初こそ革は硬めですが
着込むほどに深みのある光沢が現われ、色味も1トーン深いブラックに変わります。
濡れたように見えるほど、エイジングしますので育てる楽しみがございます。
また手入れですが、基本的にはクリームなど塗らなくて構いません。
通常のお手入れはウエスでカラ拭き。
もしくは手で撫でるだけで十分です。
※手の脂と摩擦で艶が上がります。
クリームやオイルを塗ると、元々しっかり入っているところに さらに入るので、
革の内部に入りきらず、革の表面に残り、白い幕のようなものが出来ます。
クリームやオイルを入れる頃合いは、着ていると革の状態がわかってきますので、
そろそろ入れ時かなと思った時に入れると良いです。
※個人的に最初にクリームを入れたのは着用して8年目くらいでした。
雨に濡れた時は濡れた箇所を拭き取り、陰干しするだけで構いません。
革は水に弱いと言いますが、製品染めは水(染料)に漬け込んで出来上がりますので、
水に濡れても特に気にかけることはございません。
出来ればお買い上げ後、着用前に1枚写真を撮っておくことをおすすめいたします。
後々、どれくらい革が変化したのかわかります。
写真は裏地を取り外した状態。
裏地はスナップで簡単に取り外しが可能です。
裏地のみ洗濯することが出来ます。
暑い時は裏地を外し涼しくなったら裏地を付けるのもおすすめです。
夏以外の春、秋、冬と3シーズン着て頂けます。
革の雰囲気を優先しているので色止めを使っていません。
そのため裏地を外すと、インナーにライダースの色が移ります。
黒などであればわかりませんが白のインナーだとよく擦れるところは黒くなります。
黒くなった箇所は、汗ばみ黄ばみ洗剤を黒くなった箇所にかけ
その後、洗濯機で洗うときれいになります。(自己談)
流通している革の中で、ベジタブルタンニン鞣しの革は全体の1割-2割程度と言われています。
バックラッシュの製品はその逆でベジタブルタンニンレザーが9割以上で、
ほんの少しクロム鞣しの革を使っています。
ベジタブルタンニン鞣しの革は使い込むと味わいが深くなりますが
コシが強いため財布などに使うことが多く一般的にウェアには使いません。
ショルダーレザーはバッグで用いることが多い革です。
イタリアのショルダーレザーはオイルが染み込み、有機的な匂いと独特な手触りです。
その革をライダースにしまうという贅沢さと職人の技術の高さ。
バックラッシュスタッフ着用率も高いライダースです。
写真は上からブラック、ブルゴーニュノワール(廃番)、ミッドナイトブラック。
どれも黒ですが、黒さが異なります。
写真手前のミッドナイトブラックは写真では青が強くなりすぎました。
実物はここまで青くありません。
色に関してはそれぞれの商品ページをご覧くださいませ。
革の色も違いますが、パーツの色も異なりますので
それも含め全体の雰囲気が少しづつ違います。
これぞライダースというようなハードな印象のブラック
都会的で洗練された印象のミッドナイトブラック
どの黒もそれぞれ良さがありますが、
ご自身にフィットしたものをお選びいただければと思います。
シングルライダース
1254-01 BLACK
1254-01 MIDNIGHT BLACK
ダブルライダース
1254-02 BLACK
1254-02 MIDNIGHT BLACK
本日届きました。
洋服でここまで高いのは初めてでしたが、
間違いなく買ってよかったと思うものでした。
袋を開けたときの革の匂いがよくて、
Sサイズを購入しましたがイメージしてたサイズ感
ぴったりですごくよかったです。
今日の新潟は肌寒かったので部屋の中で着てました(笑)
今日はゆっくり部屋で過ごそうと思ってましたが、
借りたいものがないのにCDを借りに行ったりと
軽く出掛けて来ました。
これには出かけたくなる魔力がありますね。
これから暑くなって着れなくなります。
でもたくさん着たくて。
だから夏が早く終わらないかなーと、すでに思ってます(笑)
大事にメンテナンスしながら着ていきたいと思います。
また明日から頑張ろうと思います!!イタリアンダブルショルダーのライダースを
お買い上げいただき、そのまま着て帰られたお客さま。
家に着いてから、メールをいただきました。
半日着て歩いたらアームホールが出来てきました。
あと僕は革が好きなので裏地外しました。
これ裏地外すことによってサイズ変わります?
なんか余裕出た気がして、最初のでも良かったかな?
と思ったのですが背中のトラ(っていうんですよね?)の
入り方が綺麗で気に入ってるのでこの子で良かった^^
帰りに電車から降りたら雪が降っていて
寒かったのでヴィンセントギャロみたいな感じで
ポッケに手を突っ込んで帰りました。
先日、イタリアンダブルショルダーを購入しました。
その節はありがとうございました。
ようやく時間が出来たのでご連絡させて頂きます。
通販で予約をして、お店まで買いに行くというのは
正直、今までなく予約した時点では似合うのか?とか
サイズが合わなかったらどうしよう?とか
考えていましたが、行く日が近づくにつれて
ドキドキして、むしろ似合わなくても
着こなしてやろうという気持ちしかなかったです(笑)
お店に行って、購入できてよかったなと思います。
決して安い買い物ではないですが、気持ちいいくらい後悔してないです。
帰りの電車であえて座らず、窓に映るライダースを着た自分を見て
『あ~カッコいいな~…』とニヤケそうになりました(笑)
ブルーのシャツも店内で見るより、濃い色だったので、
そこがまた好きになりました。
いつも着ない色を身に着けるのも満更でもないです。
余談ですが…名古屋でTOMFORDのティアドロップを買い、
ライダースとの相性が凄まじくて、帰りの電車で
また座らずに窓の中の自分に、見惚れてしまいました(苦笑)
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