「久しぶりにコートを新調しようかな」 ふと、そう思ったのは今年の春、ブライダルジュエリーのメンテナンスのために、何年か前にMADRIGALさんでお迎えしたeb.a.gosのかっちりバッグをもって、銀座にあるハイジュエラーの店舗を訪れたときでした。 ホテルアフタヌーンティー等の場面でも、全く場に負けないかっちりバックの端正な佇まいは、そのジュエラーでも目を引いたようで、褒められたのですが、お願いをしたメンテナンスが半年から9ヶ月程度かかるとのことで秋から冬にかけての時期に、また店舗に受け取りに伺うにあたって、このかっちりバックに負けない上質なコートが欲しいな、と思ったのです。 これまで、同形を色違いで3着持っているチェスターコートを長年愛用していたのですが、いかんせん愛用しすぎて、どれも痛みが目立ってきており、「そろそろ新調した方がいいかな」と思うこともあったのですが、その形は既に廃盤、さらにチェスターコートという形がレディスではほとんどなく、ずるずると使い続けてきたのです。 そんな中で「かっちりバッグをお迎えしたMADRIGALさんであれば、バッグに負けないコートがあるのでは？」と思い、久しぶりにサイトを訪問したところ、やはり、かっちりバックと相思相愛みたいなコートがたくさんあり、チェスターデザインのカンパーニュコートと迷いつつも、定番で、オフィスからハイブランド、高級ホテルまですべてカバーできそうだと感じたフォローコートを予約しました。 結局、チェスターデザインも忘れられず、カンパーニュコートも追加でお迎えしてしまったのですが（笑） 実際お迎えしてみて、まず思ったのは、「どんな場所でも、どのシーンでも、当たり前のようにフィットして、自分をランクアップしてくれそう」ということでした。 160㎝、年齢を重ねてやや肉付きがよくなった上半身が気になってきたのですが、上質な生地とカッティングで体形は拾いすぎず、美しく包んでくれる、という印象です。 決して安い買い物ではないので、当然それを望んでいたのですが、想定以上に万能で「え、これ、冬場はこの一着以外いらなくない・・・？」と。 今度はコートに合わせてバッグ、インナー、そしてまた違うコートを、と無限ループになりそうですが、先に届いていたカンパーニュコートとともに長く愛用できればと思います。