ライダースが生まれて100年近く。
最初からほぼ完成されたアイテムで大きく変わらない
「ライダース」
オリーチェのライダースはこれぞライダースと言う形と
ライダースに使うにはありえないほどの上質なレザーを使用。
自身で一から育てる愉しみ
味わい
そのすべてがここに詰まっています。
シングルライダースと双璧をなすダブルライダース。
やや襟が大きめで、しっかり「ダブルライダース」という印象があります。
ロックのイメージが強いので好みが別れることが多いダブルライダースですが
お店ではダブルは自分には似合わないと思っていた方が、
オリーチェのダブルだとこれなら着れそうとおっしゃられます。
理由はシンプルなデザインでクリーンだから
と言うようなことをよく聞きます。
少し革が落ち着いてきた感じの半年着用のダブル。
クラシックでありモダンでもあるライダース。
新品より、今、今よりこれからがかっこいいです。
オリーチェのイタリアンショルダーレザーはダブルライダースの他にシングルライダースもあります。
一見どこにでも売っているような......
これならわざわざバックラッシュじゃなくても。
という声が飛んできそうですが、革好きにはたまらない経年深化する名品です。
革の厚みは1mmで製品染めの0.8mmよりやや厚みがあります。
こちらのシングルライダースはどこまでも「普通らしさ」があります。
レザーには興味あるけれど、製品染めの雰囲気ではないものがご希望の方や
上質なレザージャケットが欲しいという方のニーズに応えてきました。
製品染めほどのタイトさがないので着心地もらくです。
バックラッシュスタッフ私物、着用2年のライダース。
裾はジップの開け閉めでよく擦れる箇所なので
他の箇所より艶が一段と上がっています。
新品時はハリのあるやや硬めの革ですが、
革のコシは残りしなやかに変わっていました。
流通している革の中で、ベジタブルタンニン鞣しの革は全体の1割-2割程度と言われています。
バックラッシュの製品はその逆でベジタブルタンニンレザーが9割以上で、
ほんの少しクロム鞣しの革を使っています。
ベジタブルタンニン鞣しの革は使い込むと味わいが深くなりますが
コシが強いため財布などに使うことが多く一般的にウェアには使いません。
ショルダーレザーはバッグで用いることが多い革です。
イタリアのショルダーレザーはオイルが染み込み、有機的な匂いと独特な手触りです。
その革をライダースにしまうという贅沢さと職人の技術の高さ。
製品染めではなく先に革を染めているので製品にサイズの狂いがなく仕上がります。
着込むほど、上質な革だけが持つエイジングが愉しめ手放せなくなる1着です。
バックラッシュスタッフ着用率も高いライダースです。
着用2年のライダースを自然光で撮影。
ベジタブルタンニンのショルダーレザーは最初こそ革は硬めですが
着込むほどに深みのある光沢が現われ、色味も1トーン深いブラックに変わります。
濡れたように見えるほど、エイジングしますので
育てる楽しみがございます。
また手入れですが、基本的にはクリームなど塗らなくて構いません。
革に十分オイルが含まれておりますので、
着込むことで革の中のオイルが動きより革に馴染みます。
艶の出方は早めですが、より早く艶を出すにはウエスで乾拭きするか
ブラシでブラッシングすると良いです。