華やぎから立ち止まり
いつもは真っすぐ進む通りを
左に曲がる
初めての路を行くなんて
わたしらしくないのが新鮮で
歩幅がスロウになっていく
「こんなところに小さなパン屋さん」
クロワッサンやシナモンロールは見当たらない
籐のカゴに入れられた カンパーニュ
ただそれだけなのに ”美味しそう” が増す
裏通りで見つけた 静けさの パン
ただ佇む それだけで
秘密みたいに振り向きたくなる
<お知らせ>
2025.8.8
2025AWの入荷分より「カンパーニュコート」の生地が新しくリニューアルされます。
こちらのご案内ページでの着用画像はリニューアル前の生地での着用画像になります。
リニュアール後の着用画像は準備が出来次第掲載させていただきます。
服の魅力はいろいろ
キレイめ系
機能系
お値打ち系
雰囲気系?
新しい服に期待すること
それは変化
普段歩かない路、選ばない服って実はずっと気になっている存在。
だからこそ魅力的で、その場所その服に似合う自分が憧れでした。
“雰囲気のあるコート”は着る度に私を受け入れて
今日はマフラーと合わせてみたら?
と教えてくれた...。
「そのコート可愛いね」と言ってもらえると嬉しいけど、
「そのコートあなただから似合うね」
と言われたら、自分の持つ雰囲気に合ってるんだな
と嬉しい気持ちになります。
年齢を重ねていくことで、自分自身の見られ方は
少し変化を望んでいたりします。
いつもの慣れ親しんだ何かを選ぶのではなく
“ちょっと挑戦する”何かを選ぶことで
特別な気分を味わうことができるのでは…。
ただ、そういう服ってシンプルだったり誰もが似合う訳でもない印象があって...。
決まる人、決まらない人、ってあるから難しい。
難しいけれど、着るたびに自分も慣れ親しんで違和感をなくしてくれるのでは...。
“私だから似合う”そう思える一着は、これからの自分に自信もつけてくれると思う。
そんな期待もあって、今まで着ていたトレンチコートから
今まで選ぶことのなかったクールさを感じるコートを思い切って選んでみました。
そのコートはちょっぴりモードチックな「カンパーニュコート」。
味わい深いカンパーニュのように、このコートを羽織る度に
見たことのない自分を発見していて。
トレンチコートとはまた違った雰囲気重視のコート。
いい意味で“助け舟”を出してくれないから
その日の気分や気持ちで足し算したり引き算したり、
気分の移り変わりを受け入れてくれます。
例えば、今日はこの一枚でベーシックにかっこよく着たい日。
また別の日は、シックで女性らしくきっちり着たい日。
と、男性っぽく、そして女性っぽくを自分なりに表現してみたくなる一着なんです。
「カンパーニュコート」に使用されているウール素材は、アルゼンチン最南端・パタゴニア地方にある“砂の岬”を意味する町、プンタ・アナレスで育った羊の毛が使用されています。
こちらの羊毛は、メリノ種と毛足の長いリンカーン種を交配させた「コリデール種」の羊から採取された、希少性の高いウールです。
プンタウールに特別な最終工程を二度にわたり施すことで、英国羊毛のような素朴な風合いが生まれ、美しい表面感を併せ持つ素材に仕上がっています。
「プンタ」という名称はこのウールのニックネームとして用いられています。
また、こちらのウールはオーガニックテキスタイルの世界基準である「GOTS(Global Organic Textile Standard)」の認証を受けております。
またプンタ・アナレス地域は寒冷で、風や乾燥が非常に厳しい環境であるため、羊に“羊羽(ヒツジバエ)”が発生せず、ミュールジング(臀部の皮膚を切除する処理)が必要ありません。
そのため、動物福祉に配慮した“ノンミュールジング”ウールとなっております。
入荷色はこちらのグレーのみになります。
「カンパーニュコート」の生地は、そういった背景のある最高品質のウール素材Cheviot100%を使用し、日本国内の職人さんが織りから整理加工(*A)まで手がけています。
また、縫製も日本の工場で丁寧に仕上げられています。
(*A)整理加工とは、前もって捻らせたり縮めたり風合いを持たせるための生地の最終仕上げのことです。
〜ジャケットみたいな襟〜
「カンパーニュコート」の一つの特徴でもある襟。
歴史を遡り19世紀、元々は男性の外着だった「チェスターコート」がデザインベースとなっています。
テーラードジャケットのような上襟と下襟のあるデザインで、胸元が細くV字に開き、着るとすっきりとした印象になります。
左襟にはボタンホール、右襟の裏にはボタンが付いていて、閉じて着ていただくこともできます。
〜ストライプの裏地使い〜
身頃のフラップポケットの裏地と、袖裏には、ストライプの生地が組み合わせれています。ベージュ地に細いグレーといった控えめなストライプ。ちょっぴりの懐かしさと粗野な雰囲気を壊さず、だけどこだわりも感じられる素材の組み合わせ。
着用した時の何気ない仕草の時に、チラリと見せるそのこだわりがおしゃれの醍醐味かもしれません。
“パンツと合わせてかっこよく”な印象のカンパーニュコート。
丈感がスカートには合わないかな?と思いきや
肌移りの良いネイビーが、スカートと合わせることで
すっきりときれい目なコーディネートを楽しめます。
ジャケットの要素も兼ね備えていることで、きっちりした印象に見え
長すぎず短すぎない絶妙な丈の長さだからこそ、綺麗なバランスを保てます。
幅のある身幅と肩幅よりぐっと下げた位置に付けられた袖のデザインで、アームホールにはゆとりがあります。
そのため、少々厚めのニットでも無理なく中に重ねることができます。
襟もすっきりとしたデザインなので、首元のコーディネートも楽しめます。
すぽっと肩までかぶるタイプの「カタマキ」は、「カンパーニュコート」の無地でシンプルなデザインに、編み地も映えて好相性。
「カンパーニュコート」はワンサイズのお作りです。
広めの身幅とドロップした袖付により、アームホールもゆったりとしたデザインになります。
サイズ | 着丈 | 身幅 | 肩幅 | 袖丈 |
---|---|---|---|---|
97㎝ | 66㎝ | 59㎝ | 52.5㎝ |
自分より出すぎない
歩調が合うデイリーコート。〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
「ふたたび洋服も、ファストからスローへ」
「フォローコート」「おかかえバッグ」をはじめとするsoutiencollarの全アイテムは、国内優秀小規模メーカー、少人数アトリエで作られています。
近年の海外大量高速生産に押され、日本製はすでに国内での流通量は全体の2%のみとなりました。
大量生産では出せない、随所に手作業も入る工程による丸みと膨らみ、長年培った技術による人肌感が伝わるひと手間や細工、外見だけでなく安心や優しさもお楽しみください。
soutiencollarのアイテムはこちらから