暖かかったり肌寒かったり
まるでシーソーのように
上がったり下がったりの繰り返し
同じように気持ちを移ろわせながら
取り留めのない季節の中を
少しづつその距離を縮めて...
冬の寒さは分かりやすくて、防寒と保温もしっかりしてくれるウール素材のコートが必須。
だけど秋は気温も安定せず、若い頃は何を着ていいのかわからなくて
少々肌寒いくらいならコートを着ないという選択か、寒ければ冬のウール素材のコートをフライングして着てしまっていました。
でも大人になるにつれ、”曖昧季節”なんて言われる気候の時期があり、その時期に合ったコートがあるということも知ってから、『服装と季節感』というものが、だんだん気になるように。
その時期に合ったコート...
それは、しっかり寒くならないと重たく感じるウール素材のコートではなくて
薄手で、”曖昧”と言われる移りげな季節にも心地良く過ごせるようなコート。
その心地いいコートは、秋晴れの清々しい気候の日も、肌寒い日も、冬の到来をすぐ近くに感じる冷たい風が吹き付ける日も過ごしやすさをくれるような羽織もの。
着心地は軽く、パッと羽織ったり脱いだりもしやすくって、とっても便利に扱えるコート。
気がつけば陽射しは落ち着き、木の葉の色も変化して、景色が少しづつ深まってゆく秋。
シャツをもう一枚重ねたかのような着心地の「ロシュフォールコート」は、秋の気配を感じだす頃から一番にまといたい、そう思えるようなコート。
秋や春といった季節は、気候が曖昧と言われるだけあって、暖かいなと思った日でも、夜の帰り道は寒かったり、、、
羽織りものを、着ていたい時と脱いでいたい時、その両方が一日の中でも交差する季節。
そんな季節の羽織りものには『軽くて、薄くて、持ち運びも便利で』、、、
なんてちょっと欲張りな条件がついてきます。
だから、かさ張らず脱ぎ着もしやすいものなら、とっても便利だなって思います。
そんな曖昧季節に求める理想に近い羽織りものが「ロシュフォールコート」。
着て、脱いで、パパッとたたんで、また着て...と身軽に行えます。
「今日は何を着れば?」と悩む前に、とりあえず ”持って出たら大丈夫” なコート。
「ロシュフォールコート」は、まるでもう一枚シャツを羽織ったかのような感覚になる軽さのあるアウターなのですが、実際は程よい防寒機能と風よけの役割もありちょうどいいんです。
コートの襟は立てると風よけに、着丈も膝下まであり、薄手だけどやや目の詰まった生地感は風を通しにくいということもあり
シャツよりも頼りになって、秋や春の風が強くて肌寒い季節にちょうどいい防寒性が備わっています。
『パッと羽織れて、風もしのげて程よい防寒。
そして、軽い着心地。』
そう聞くと、初めはウインドブレーカー?とかパーカー?のようなものに近いイメージが湧きました。
でも、全然違っていたことろは、”コート” なところ。
「ロシュフォールコート」のデザインは、"ステンカラーコート"。
"ステンカラーコート"の特徴は、襟の折り返しから下に、首に沿って立っている襟腰と呼ばれる部分があり、前で低く折り返っている襟のデザイン、そして比翼仕立て(隠しボタン)にラグラン袖になります。
元々はイギリスのスコットランドにある地名“balmacaan”から由来の「バルマカーンコート」が正しい名称で1850年頃からこの地で着用されていて長い歴史を持つコート。
シンプルで今もこれからも定番として存在し続けていくコート。
男性の方のビジネスシーンでも見かけることも多いコートのデザインで、軽い着心地ながらも”きちんと見え”するという理由で、着ていける場所や、活躍できる用途も広い”万能コート”になります。
『ベージュ×(襟裏)ブルー』と『オリーブ×(襟裏)オレンジ』の2カラーになります。
『ベージュ×(襟裏)ブルー』
ポリエステル100%
ドライなコットンタッチで軽快な着心地が特徴です。
『オリーブ×(襟裏)オレンジ』
ナイロン100%
高密度でハリ感があります。やや薄手でカジュアルなルックスながら上質感も持ち合わせています。
”ステンカラーコート”といえば、ベーシックでシンプルなデザイン。
どんなシーンにも着やすく、合わせるお洋服も選ばないような定番的なところが嬉しいコート。
でもその分、『ちょっぴり遊び心が足りない?』
『コンサバすぎるかしら??』
『お友達と、かぶっちゃうかも!?』
なんて思うことも。
でも「ロシュフォールコート」は、一味違っていました。
それは、"差し色" が効いているところ。
襟裏と縫い代のパイピングに、カラフルな色が使われています。
オリーブにはオレンジ、ベージュにはブルーが組み合わせれています。
襟を立てたり、袖口を折り返したり
”着こなし方”が他のアイテムより、人目に留まったり記憶に残ることが多いのが ”コート”。
もしくは、そんな仕草が ”絵になる”のも、コート。
きちんと正統派なコートはどこにでもあるけれど、そこに少しの個性やおしゃれ心が添えられているのが「ロシュフォールコート」ならではの良さかもしれません。
「ロシュフォールコート」は薄手の生地のため、春はもちろん秋の羽織りものとしても便利に着られるコートになります。
シャツやカットソーの上から、ウールのニットの風よけとして
中着が変化しても上に羽織れて、季節と季節の間を上手く橋渡ししてくれるコートです。
「ロシュフォールコート」は、益々生産状況が厳しくなる“純国産”アイテムです。
長年の経験による使う人への思いやりの手加減や、一手間が伝わります。
home madeとは、一人の職人またはデザイナーが一人で仕上げる商品になります。
「ロシュフォールコート」は4サイズ展開になります。
サイズ | 着丈 | バスト | 裾幅 | 裄丈 |
---|---|---|---|---|
36(S) | 107㎝ | 111㎝ | 147㎝ | 74㎝ |
38(M) | 108㎝ | 114㎝ | 150㎝ | 75㎝ |
40(L) | 109㎝ | 117㎝ | 153㎝ | 76㎝ |
42(XL) | 110㎝ | 120㎝ | 156㎝ | 77㎝ |
曖昧な気候で、合間の季節
なんだかぼんやりと
はっきりしなかった。
でも、ちょうどいいと感じられる
コートがあれば
そんな季節も
リアルに輪郭を帯びてゆく。
季節の巡りが楽しみになる
「ロシュフォールコート」。
〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
「ふたたび洋服も、ファストからスローへ」
「フォローコート」「おかかえバッグ」をはじめとするsoutiencollarの全アイテムは、国内優秀小規模メーカー、少人数アトリエで作られています。
近年の海外大量高速生産に押され、日本製はすでに国内での流通量は全体の2%のみとなりました。
大量生産では出せない、随所に手作業も入る工程による丸みと膨らみ、長年培った技術による人肌感が伝わるひと手間や細工、外見だけでなく安心や優しさもお楽しみください。
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