のぞけばそこに
キラキラと輝くいろんな形
散りばめられたそれは
何度も何度も行き来して
繰り返し
編まれた模様
それはまるで...
クローゼットを開けると
引き出しを見ると
いくつか並んでいる、ニット達。
去年買ったけど、そういえば着てないな、、、
柄が気分じゃなくなっちゃった、、、
チクチクする、、、
毛玉が気になって外に着ていけない、、、
いつの間にか、”箪笥の肥やし”になっていたニット達。
なんとなく避けてしまっていた理由も
実ははっきりとわかってる、、、
冬用にと、暖かさを求めて手が伸びるニットだけど、日常着の印象から、ついスエットやカットソー感覚で手に取りやすいものをパッと選んでしまいがちでした。
だけど、あれれ、、、
着心地がイマイチだな
肌触りがストレスに感じる
なんだか顔写りが悪いかも
着膨れしてる?
着てみると、違和感を覚えた経験もたくさん、、、
でも、「いいニット」は全然違っていて
心地よさで包まれて、まるで違う世界を知ったよう。
もしかして「これ一枚でいいのかも」って思えた出会い。
ニットと言えば、カジュアルで”日常着”のイメージ。
なんとなく、スウェットのウール素材バージョン?みたいな感じで、寒い日用の防寒着。
でも、ちょっと贅沢気分に抜け出せるような
日常の景色がガラッと変わるような
そんなニットがありました。
「カレイドニット」は、糸、編み地、デザイン
全てにこだわりがあって、着ると気分が上向くようなスペシャルなニット。
”日常着”から”お出かけ着”に、印象が変わった瞬間。
光に照らされたそれは、まるで豪華な装飾品みたい。
何度も何度も行き来して繰り返し編まれた模様
襟元まで、余すところなく柄がゆきわたり、360℃どこからみても魅力的なところや、いろんな編み柄が散りばめられたように表現されているところから、「カレイドニット」と名付けられました。
「カレイド(kaleido)」はkaleidoscope(万華鏡)からきています。
万華鏡を覗いてみた記憶…
それはキラキラしていて、あっ、と思った景色がもう二度と見れないんだと
子供心にちょっと切なさも残すようなものでした。
時間を忘れて何度もキラキラを追いかけた記憶。
柄が特徴の「カレイドニット」のデザインソーズは、”アランニット”。
“アランニット”はアイルランド発祥の伝統的なニットで、縄編みやハニカム(ミツバチの巣)柄で編み地が表現されていて、その伝統の雰囲気を味わいたくて、何度も古着屋さんへ見つけに足を運んだことがあります。
でも元々漁師さんが漁に出る際に着ていたフィッシャーマンズセーターの一つなので、防寒、防水性が目的のため、着心地はごわっと硬めでずっしり重い、、、
と、なかなか手にすることができませんでした。
そんなアランニットがイメージソースとなっている「カレイドニット」も、伝統的な「アラン柄」で流行に左右されることのない普遍的な編み柄で編まれていますが、ニットでは通常ならリブ編みになる首元まで贅沢に柄が続いているのが特徴です。
着たらどこかニットの日常感から離れ、豪華で華やかさを感じられるのは、細部まで柄が散りばめられていることと、そんなデザインをさらに映えるように後押ししている素材がとても上質だから。
「カレイドニット」の素材は、素肌の上に着ても気持ちがいいくらいの品質の良さが特徴です。
素材は、ウルトラファインウール(super160’)100%。
メリノウールの中でも特に細い羊毛が、”ウルトラファインウール”と名付けらます。
(メリノ種の羊毛は、繊維の太さが平均していることと、他の羊毛に比べて細く、巻縮(クリンプ)が規則正しい縮れを有し、衣料の羊毛としては代表的な品種の一つになります。)
「カレイドニット」に使用されているのは、ウルトラファインウールでsuper160’はここに位置づけられています。
その繊維は直径15.25〜15.75μ(マイクロン)と、羊毛において超極細番手でカシミヤの細さに匹敵します。
また細毛が密集しているので、その密度の高さのおかげで、不純物がなかなか入ることができにくい構造になっています。
このsuper160’メリノウールは、オーストラリアとニュージーランドのごく限られた牧場で産出されます。
「カレイドニット」には、白度(白さの度合い)とハリコシに優れたニュージーランド産が使用されています。
ニュージーランド産の中でも数パーセントしかない貴重な繊維は、その細さから生まれるしなやかな肌触り、気品のある光沢、ソフトですが弾力性があり、強さを兼ね備えた素晴らしい特徴があります。
アラン柄を編むにはたくさんの糸が必要になりますので、このように上質な糸をたっぷりを使用した「カレイドニット」は、とても贅沢な一着になっています。
アラン柄はその立体的な編み模様で糸もたくさん使うため、通常なら編み地に厚みが出てきて、そのためシルエットにも硬さが出たり、ずしッとした重みも感じられます。
でも「カレイドニット」は全く逆の着心地でした。
先ほどのウルトラファインウール(super160’)を双糸(2つの糸を撚り合わせた糸)にしてから、数本を引き揃えて(まとめて)一本の糸にして、それからアラン柄が編まれますが、超極細番手の糸なので温かさはあるのに、重さやごわつきが解消されています。
また柄の配置は、着た時にすっきりた身体のラインに見えるように工夫がされています。
例えば見頃の真ん中には大きめの柄を、サイドにいくにつれ小さな柄を、そして脇には縦にスーッとストライプのように走る編み地。
お袖も同じように外側と内側に縦の編み地を走らせて。
この編み地のデザインも着膨れ感が出ない一つのポイントになっています。
柄の編み地で立体感を出しつつも、着た時には”スッキリ見え”になるようにさりげなく工夫がされているんですね。
「カレイドニット」は編み地の他にもシルエットにも特徴があります。
袖口、裾にリブの締め付けがなく、あえてラフな仕上げになっています。
軽さのある編み地がこのラフな仕上げともとても合っていて、着ると袖も裾もリラックスなシルエット。
ニットの季節、手首が隠れがちでブレスレットをしなくなったり、せっかくつけても見えなかったりしますが、「カレイドニット」はリブの締め付けがなくちょっと広めに作られたお袖口のデザインなので、こんなふうに手元のコーディネートも埋もれません。
シャツを間に挟んで、ブレスレット、リング、ネイル、、、
アウターを脱いだ時が楽しみになるような冬の手元。
秋から冬へ向かう途中や、冬から春へ向かう途中
朝晩の寒暖差が激しかったり、ニットを着るには暑いと感じる頃、
羽織りものやストール代わりに、肩に引っ掛けて使うのも◎。
「カレイドニット」はシャツとの重ね着もおすすめです。
例えば「ピローブラウス」と。
ピローブラウスは薄手の素材なので、ニット下に着てもごわつきがなく、滑りも良いので相性ピッタリ。
またブラウスのハイネックのデザインと長めのカフスのデザインが、「カレイドニット」からちょうどいい感じで覗いてくれます。
そして後ろの裾から覗くブラウスも、まるで合わせて作られたかのようにちょうど良いんです。
後ろ姿って自分では見えないけれど、意外に他の人の目には触れることが多いから、うまくコーディネートができた時はちょっぴり自信が持てますね。
「ピローブラウス」のページは『こちらから』ご覧いただけます。
「カレイドニット」のトープグレー・ブラックはsoutiencollar×Ataraxiaによる別注カラーになります。
トープグレーは、薄いベージュに一滴グレーが混ざったようなナチュラルな中にも都会的な要素の入ったカラーです。
ブラックのページは『こちらから』ご覧いただけます。
シロ・ネイビーのページは『こちらから』ご覧いただけます。サイズ | 着丈 | 身幅 | 肩幅 | 裄丈 | 袖口丈 |
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約70㎝ | 約56㎝ | 約38㎝ | 約72㎝ | 約18㎝ |
平置きでの採寸となります。ニットという製品の特性上、仕上がり寸法には多少の差異もございます。
いい素材には、いい技術で応える。
長年の経験、確かな技術、高い意識と信頼に基づいたお仕事をされている日本(新潟県五泉地区)のニット工場さんが「カレイドニット」の生産を担っておられます。
ざっくりニットってボリューム感があるから、ボトムとのバランスが難しいかなって心配になりますが、「カレイドニット」はパンツでもスカートでも、幅広いボトムに合わせやすくできています。
ゆったり過ごしたい休日には、ボトムもゆったりパンツを合わせて。
せっかくの冬だから、ブーツをはきたい。
そんな日は、スカートを合わせて。
真冬はコートの印象が強くなりがち。
でも「カレイドニット」はその凝った編み地がコートの中でも良く映えます。
暗くなりがちな冬のコーディネートも、まるでアクセサリーのような存在のニットに彩りをもらって。
日常の彩りが増すような
いっぱいの特別感。
散りばめられた模様の数だけ
キラキラと心躍る可能性がたくさんな
「カレイドニット」。
〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
「ふたたび洋服も、ファストからスローへ」
「フォローコート」「おかかえバッグ」をはじめとするsoutiencollarの全アイテムは、国内優秀小規模メーカー、少人数アトリエで作られています。
近年の海外大量高速生産に押され、日本製はすでに国内での流通量は全体の2%のみとなりました。
大量生産では出せない、随所に手作業も入る工程による丸みと膨らみ、長年培った技術による人肌感が伝わるひと手間や細工、外見だけでなく安心や優しさもお楽しみください。
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