

遠い昔の遠足
期待したほど
雪が降らなかった
写真が一枚
片付けてしまった思い出
楽しくてやがて切なく
少しずつ編み込まれて
あとには戻れない
追憶は編地のように

冬になると、
ふっくらとした編み目のニットが
目にとまります。
特にアランニットの行ったり来たりを
繰り返した編み地が描く
小さな景色は
目に楽しく
きれいだな、素敵だな、
って思うのだけど、
袖を通す前に、ほんの少しだけ
考えてしまいます。

大きく見えないかな。
重たくならないかな。
いつもの服に、ちゃんとなじむかな。
それは、声に出すほどでもない。
吐息のような、小さなためらい。

冬のニットは
いつも、どちらかを選んでいたような気がします。
あたたかそうなものを選べば、
少しボリュームが出る。
すっきりしたものを選べば、
今度は少し物足りない。
編み地の美しさを選べば、
合わせる服を考える。
合わせやすさを選べば、
少しシンプルすぎる。
もしも
「どちらか」ではなく
「どちらも」だったら…
あたたかさと、すっきり。
ふっくらと、軽やかさ。
華やかさと、静けさ。

立体的なのに、軽い。
ふっくらしているのに、すっきり。
華やかなのに、静か。
「ル・ド・ポワン」に触れてみると、
いくつもの
「嬉しい裏切り」がありました。
そのひとつひとつが、
これまでのためらいを
そっと解いていってくれました。
立体感のある編み地が、全面に編み込まれた「ル・ド・ポワン」。特にこだわりがあるのは身頃からタートルの先まで入った奥行きのある縄編み。
ふっくらを、贅沢に。
でも、ただ厚みが出されているのではなくて、着たときの印象が”大きくなりすぎない”ような工夫がされていたんです。

長さとゆとりが絶妙なバランスのタートル。
もたつきがなく、かと言って締め付け感もありません。
隠れた首筋までを、思わず想像してしまう美しい首元。

その首筋から身頃まで、
同じ編み柄が
裾へ、裾へと続いていく。

お袖はボリュームを抑えた編み地を組み合わせ、
サイドにはリブ編みを配置して、
横の広がりを抑え、落ち感を出して。

身長164cm / カラー ベージュ
すると、
視線が自然と、首筋から裾までを
縦に追いかける。
着た時に、
なんだか大きく見えるかも...
ボリュームが出過ぎていないかな...
そんな心配が解消されていきました。
身幅はリラックスして着られるように
ちゃんと適度なゆとりもあるのに
この編み地の配置の工夫で
すっきりとした着こなしができるんですね。

ためらいのもう一つの理由だった、
重さやごわつき。
ただでさえ冬は重ね着もするから、
重さって気になります。
アランニットは立体的な柄を編むため
平に編む(天竺網みなど)ニットより
数倍の毛糸の量を使い作られていることもあり
どうしてもずっしり感がありました。
古着屋さんで見かける、
長い時間を過ごしてきたアランニット。
編み地の美しさと、そこに刻まれた時間に惹かれて
手に取ってみる。
けれど、そのずっしりとした重さやごわつきに、
そっと棚へ戻す。
好きなのに、その先へ進めない。

でも「ル・ド・ポワン」は違っていたんです。
「アランニットって、こんなふうにもなるんだ。」
そんな小さな驚きがありました。

近くで見ると、
編み地にはたくさんの表情があります。
縄編み。
凹凸。
ふくらみ。
ひとつひとつは、しっかりと存在しているのに、
着てみると、なぜか静か。
「見て」と言っているようで、
そうではない。
ただそこにいて、
冬の装いに
少しだけ表情を添えてくれる。

アランニットやもこもこ温かそうな
ニットと聞いて思い浮かべる、
ボリュームと、丸みのあるシルエット。
「ル・ド・ポワン」を着てみると、
その印象とは少し違っていました。
身体の上に置いたとき、
編み地はふっくら感を失わず、
シルエットは縦へ。
そして、動いたとき。
首元から身頃、
裾へと続くラインが
ほんの少しS字を描く。
静かに身体に沿う、
”新しいアランニットのカタチ”が
そこにはありました。

冬の乾いた空気。
肌に触れるものにも、いつもより敏感になる季節。
特にニットは、チクチクしないかなと気になりますが、
「ル・ド・ポワン」は上質なウールとカシミヤに、
シルクがブレンドされた糸で編まれていて、
肌あたりは柔らかで温かく
素肌に触れてもやさしい着心地。
温かい飲みのものをゆっくりいただいた時のような
なんだかほっと安心する心地に似ています。

朝、窓を開けたら
思ったよりも風が冷たかった。
また一つ季節が進んだように感じた日。
そんな日は
肩にそっとかけて。

身長164cm / カラー グレー
朝晩の冷える時間帯は
そのままブラウスの上から
すっぽりと、重ねて。

ニットの上にアウターを重ねると、
中で服がぎゅっと重なって、
動きにくかったり、
もたついて見えたりすることがあります。
窮屈感や着膨れ感が否めないのが
冬の悩みの一つ。

身長164cm / カラー ベージュ
でも「ル・ド・ポワン」は
立体的な編み地でありながら、
身頃や袖がすっきり。
だから、
コートの下にも無理なくすっと
収まってくれます。

いつものパンツに、
さらりと重ねて。
ニットの裾と
パンツのゆるやかな揺れ。

身長164cm / カラー グレー
歩くたびに
ふたつの表情が重なって、
いつもの一日が
少し軽やかになる。

こっくり色に衣替えした
かごバッグを連れて。

身長164cm / カラー ベージュ
スカートの裾が揺れるたび、
冬の空気まで
一緒についてくるような日。
あたたかなニットに、
季節の色をひとつ。
いつもの道も、
少しゆっくり歩いてみたくなる。

アウターの季節
その存在感に主役と呼ばれるのは
いつだって
一番上に羽織っているもの。

身長164cm / カラー ベージュ
でも「ル・ド・ポワン」は
アウターの中から覗くだけでも
存在感があります。
アクセサリーいらずの華やかさで
羽織りものの季節にも
埋もれない。
「ル・ド・ポワン」をシンプルにさらりと着るのもいいけれど、せっかくの重ね着の季節、中に合わせるものを選んで、着方の変化も楽しみたい。
そんな日のおすすめは...


身長164cm / カラー ベージュ
「ル・ド・ポワン」はサイドに深めのスリットが入っているので、中に重ね着することで、コーディネートに奥行きを出すことができます。
「パティシエシャツ」を合わせると、素朴なコットン素材で程よい張り感が出て、横から見たらAラインに。
袖口からはラフに折り上げたカフスを覗かせて。
素朴な白が、冬の重ね着に息抜きのような軽さを運んでくれます。


身長164cm / カラー グレー
「ピローブラウス」は薄手でとろんとしなやかな素材感が特徴で、ニットの中に着ると滑りが良く、とっても心地がいいブラウスです。
お袖と着丈が長めのデザインなので、「ル・ド・ポワン」と合わせても、その”見え方の分量”が相性抜群でした◎


身長164cm / カラー ベージュ
見せる、まではいかないけれど、サイドのスリットや袖口からインナーが見えた時、ちょっといいカットソーを着ていると安心です。
どうせ見えないだろうと中のカットソーを適当に選んだ日、ちらっと見えしまって慌てた経験があります。
でも質感にこだわったカットソーを着ていたら、見えてしまっても上質なニットの雰囲気を壊しません。
見えないところにも少し気を配る。そんな丁寧に過ごす1日も良いかもしれません。

身長164cm / カラー グレー
朝、クローゼットに
手を伸ばす。
指先にふれる
やわらかな編み地。
そのぬくもりが
そっと伝わってきて、
今日も、いい一日になりそう。
幸せの温度。


「ル・ド・ポワン」はベージュとグレーの2色展開になります。
| サイズ | 着丈 | 肩幅 | 袖丈 | タートル | スリット |
|---|---|---|---|---|---|
| 約64.5㎝ | 約38.5㎝ | 約54㎝ | 約9.5㎝ | 約29.5㎝ |

「ル・ド・ポワン」は日本の工場で製作されています。
大量生産ではなく職人さんによって少量づつ丁寧にお作りいただいています。
〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
「ふたたび洋服も、ファストからスローへ」
「フォローコート」「おかかえバッグ」をはじめとするsoutiencollarの全アイテムは、国内優秀小規模メーカー、少人数アトリエで作られています。
近年の海外大量高速生産に押され、日本製はすでに国内での流通量は全体の1%のみとなりました。
大量生産では出せない、随所に手作業も入る工程による丸みと膨らみ、長年培った技術による人肌感が伝わるひと手間や細工、外見だけでなく安心や優しさもお楽しみください。
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